musical
DON JUAN
2019/08/30 18:30(初日) 赤坂ACTシアター
 レポ1(詳細レポ@(一幕)、グッズ、会場の様子、その他) 最終更新日2019/9/29

2019/8/30 初日 詳細レポ@

リンク集

私の行ったドン・ジュアン関係のレポのリンクです。
舞台の内容については、初日ベースの詳細レポ@、Aをご覧ください。他の日のレポは相違点や感想等です。
◆レポ1 2019/8/30 初日(詳細レポ@(一幕)、グッズ、会場の様子、その他)…このページです。
レポ2 2019/8/30 初日(詳細レポA(二幕、カテコ))
レポ3 2019/9/3夜、9/7夜、9/8昼、9/11夜、9/14夜、9/18夜(東京千穐楽)(感想、その他)
レポ4 2019/10/5 夜(刈谷)(大千穐楽)(感想、旅行レポ)…このページです。

GOODS

今回初日と2日目はロビー会場よりも前に事前販売(事前販売で買えるのは、当日のチケット持っている人だけ)があって、それはすごいよく考えられてるなあ〜って思いました。
毎回それは続けてほしいですよね。
いつもはパンフだけなのに、今回は色々グッズまで…。

●パンフ…値段が3000円もしますけど、表紙が箔押しでめっちゃ豪華…。さすがドン・ジュアン様…。

中の写真も美しい〜。
私のお気に入りの写真はこのバラの花の中で眠ってるガーヤの写真なので、お絵描きしてみたら…なんか失敗…。

ブラウスは2幕で着てるやつと同じ物ですが、髪型は舞台と違って普段のガーヤの髪型。

しかし、普段の髪型でも衣装が違和感なく似合うのが凄いvv

中身もガーヤと生田さんの対談や、辛酸なめ子さんがコメントを描いてたり、面白かったです。

そして、今回素晴らしいのは、いつもガーヤの舞台はセットリストや場名など何もないので、レポを書く時は自分で勝手に場名を作って書いてましたが、今回はちゃんとセトリがある〜vv
なので、パンフと、宝塚のドン・ジュアンの録画したやつを照らし合わせれば大体書けるvv

パンフの対談で、ガーヤの提案で生田さんも「たいちゃん」って「ちゃん」付けで名前を呼んでるって話が。

そして、アンサンブルも一緒に勝ったら全員にジュースを奢る男気じゃんけんをガーヤの提案でやった時、生田さんがアンサンブルのお金持ってそうも無い若い子が勝ったら…って心配したら、ちゃんと最後はガーヤが勝って、やっぱり持ってる男って思った話がv

あと、キャストが足りない時は生田さんも女性役で稽古に入ったりもしてるって話が載ってて…ってことは、稽古の時、ガーヤは生田さんともそういうシーンやったのかな??(^^;)

最近ガーヤの演技も歌も台詞も「声、ちっちゃ…」って思うことが多かったのですが、今回の舞台は誰にも負けないくらいガーヤの声量が凄くて、しかも自信にあふれた強い演技で、ホントに凄いって思ったのですけど、毎日稽古の映像をお風呂入る前に客観的に見てた…なんて話もあったので、その辺の試行錯誤を重ねた結果なのかな…とか思ったり。
…ホントにガーヤ、頑張ったなあ〜…。

そして、パンフには亡霊はドン・ジュアンの恐れが生み出した産物…なんて話もありましたが…それは、どっちなんだろ??
ラストはそう考えるとしっくりくるところもあるけど…。

あと、どっかで観たことあるダンサーさんがいるな〜って思ったら、滝沢革命や、ドリボのダンサーさんだった(^^;)

●ショッピングバッグ…最初は目立たない黒を買うつもりだったのですが、実物を見たら、赤が一番可愛いので、つい赤を買ってしまった。ロリータ服とかに合いそうですよね。(さすがにもう着ないけど^^;)

…毎回毎回ショッピングバッグが増えていくので…こないだ部屋を片付けて、もう増やしたくなくて、どうしようか迷ったのですけど、結構サイズも小さめだし、普通にエコバッグになりそう。

●Tシャツ…いつもはTシャツは着ないし…って買わない人ですが、今回はガーヤの舞台だし…って購入。
これも最初は紺を買おうと思ったんですけど、実物は黒が一番可愛いと思ったので、黒を購入。

珍しくサイズはS、M、Lサイズがあり、選べます。見本も置いてあります。Sでもいいかなと思ったけど、私は部屋着としてゆったり着たいと思ったので、Mにしました。多分Sはジャストサイズで、Mはゆったりサイズ。Lは男性かおっきい人用かな〜?

タグはドン・ジュアンのロゴでもついてるかな…と思ったら、トラスというメーカーのロゴでした。

●今治ハンドタオル
玉森君の大好きな今治タオルがグッズで登場。お値段も手頃な1000円なので、白と黒の両方購入。

でも、ハンドタオルとしてはちょっと大きいです。

こちらが黒。

こちらが白。

しかし、白の裏が黒になってて、黒の裏が白になってて、ほぼ同じなので、1枚あれば十分な気が…(^^;)

ちゃんと今治タオルってシールに書いてあります。

吸水性よさそうv

会場の様子

●大看板…初日は隣でイベントやってて、そっちでも人がいたので、木が邪魔でよく撮れなかった…。ガヤログでもガーヤがこの下に立って写真を撮っていたので、後日撮り直そう…。
写真はフライヤーと一緒。

終演後の大看板。みんなこれを撮ってるので、すごい人でした…。
こっちも後日撮り直そう…。

●劇場花…去年は写真NGだったのですが、今年はOKでした。入場してすぐのお花ですが、鶴瓶さんとアクネスラボさんから。(一番端に職権濫用オバサンからも来てます…。)

●プレゼントBOX…お花の横にありましたが、ガーヤは手紙のみ。

●劇場花…階段のところにも克兄、サンドさんのお花が…。真ん中に倉科カナさんのお花があるのがあれなんですけど…。

松原千恵子さんからも相変わらずお花が。
ホントにガーヤは長〜く人と付き合っていく人だ。

●限定メニュー…
そしてACTカフェのドリンクですが、初日はチュロスが売り切れてて、ドリンクは2つありましたが、サングリアの方が飲みたかったので、そっちを注文。

●悪の華・・・
で、こっちがノンアルコールサングリアの「悪の華」ですが、めっちゃ美味しいvv
フルーツも沢山入ってるし、バラの花びらも浮いていますvv

観劇した後に飲んだら、「♪花〜びら〜」って「悪の華」を歌いたくなること請け合いでしょう。

もう一個は次に行った時に飲みます〜。

そして、継続したのが遅かったので、チケットが申し込めずに全く役に立たないACT倶楽部の会員証ですが、提示すれば飲み物代は半額になるので、まあ、ここで毎回飲み物飲もうかな〜…。
(しかし、ACT倶楽部、ガーヤの舞台申し込めないって知らなくて新規会員になってしまった人にはしばらく会員証送らなかったんですよね…。会員証が送られるまでの期間にこの劇場に来た人は半額サービスが使えなかったわけだし。結構ひどい話だなあ〜っていう…。しかも会費は高いけど、会報とか何も無いし…。松竹歌舞伎会の爪の垢飲ませてやりたい…。)

SET LIST
【一幕】
※赤字はガーヤの歌う歌

1場 「彼は全てを持っていた。本当に大切なもの以外は」

♪「彼は全てを持っていた。本当に大切なもの以外は」

※パンフと宝塚の録画したものを比較しながら書いていったものなので、結構違うところもあると思います。
そして、まだあやふや…。
これから徐々に修正したり、追加していきたいと思います…。

【一幕】
「1場」
今回の舞台のセットは下手に螺旋階段があって、後はおそらく「スペインの赤土」をイメージしたシンプルなセットがあるだけで、全ての場面がそこに小道具が追加されるだけで行われます。

●「彼は全てを持っていた。本当に大切なもの以外は」
冒頭は赤土をイメージした赤いドレスのアンサンブルの人が踊ってから、主要キャスト4人が登場。

宝塚版はドン・カルロの歌から始まりますが、今回は最初からドン・ルイ、ドン・カルロ、イザベル、エルヴィラの4人が登場してて、薔薇の花を持ってドン・ジュアンのことを、地位も、名誉も、家柄も、財産、力、美貌、そして、女、誰であろうと惹きつける魅力、自信、欲望…の全てを持っているけど、本当に大切なものは持っていないって台詞が入って、その後、「彼は全てを持っていた。本当に大切なもの以外は」を歌います。

歌詞は宝塚版と同じかな?
ドン・カルロが「憎んでいたけど、それ以上に愛してた、天使のような微笑で魅惑する悪魔のような男、ドン・ジュアン」って歌ってましたが、マジでこのOPってめっちゃガーヤのハードル上げてますよねvv

2場 「ドン・ジュアンの登場〜騎士団長の娘との逢瀬〜騎士団長の怒り〜決闘〜呪いの始まり」

 

♪「偉大な男の死」

●2場
で、宝塚版はバラの花からドン・ジュアン登場ですが、ガーヤ版はセットのスペインの赤土が半分に割れて、逆光の中、黒い衣装のドン・ジュアン様登場vv

もう最初観た時に、「まさにドン・ジュアンだ!!!」ってビックリしましたvv
パンフやチラシではガーヤはヅラ被ってないけど、ステージではウェーブで後ろがお団子のヅラ…って最初は思ったけど、分け目が地毛っぽいので、ヘアピースをところどころつけてるのかな?…を被ってて、これがガーヤに似合うし、ガーヤの顔は舞台メイクが映えるので、ホントに綺麗vv
(でも、初日はマスカラもアイラインもバッチリだったのに、段々メイクがナチュラルに…。濃い方がガーヤに似合うのにvv)
そして、表情がエッロ!!!
ホントにドン・ジュアンそのものvv
衣装もリボンいっぱいだし、ヒラヒラしてるし、ホントに似合っててvv
フラメンコのダンスもホントに素晴らしくて…めっちゃ練習したんだな〜って。

初日はガーヤの登場での拍手はみんなどこで拍手していいか分からず、何もなかったけど、その後見た時はみんな座長登場で拍手が。(っていうか、二回目観た時はほぼ全曲終わった後の拍手もちゃんとありました)

あと、冒頭のガーヤのダンスで、客席をガーヤが指差して、ジャケットを後ろにパッとやるところが、髪型や衣装も似てるから、マイケル???って思ってしまった(^^;)

で、赤いダンサーさんが衣装をまくり上げて花みたいなのを作って、その中から騎士団長の娘が登場。



宝塚版はのっけから騎士団長はドン・ジュアンにメロメロになってたけど、今回は夜這いっぽく、逃げる娘の腕を強引に引っ張り、更に後ろ手ギリギリやってかなり乱暴に扱ってからの一回目のマジチュー…。
この後もドン・ジュアンに翻弄される女たちが出てきますが、みんなドMなのかと…。

初日はここの開始数分(5分くらい?)のマジチューで度胆を抜かれましたが…その後、沢山するのでそのうち何とも思わなくなる(^^;)
(宝塚のがマジチューは無かったので、多分女性と絡むって言っても、全部チューした振りだと思い込んでたから…^^;)

しかし、自分の家に忍び込んで夜這いしてきた男…って今なら犯罪者だけど、キスされただけでドン・ジュアンにメロメロになっちゃう娘。

で、自分の娘を自宅で汚されたら、父親は怒っちゃうよね〜と、騎士団長とドン・ジュアンの決闘が。
(ここで流れる音楽がHPの動画のやつ)

娘はまだ目が覚めてなくて、自分の父親がドン・ジュアンと決闘するのに、ドン・ジュアンから脱いだ上着を渡されて、まるで運動系の部活で一番人気の先輩に上着を渡されたマネージャーみたいに嬉しそうな顔をする騎士団長の娘。
(最初は普通にドン・ジュアンは娘に上着を手渡しして、娘は両手で受け取ってたけど、14日に観た時は、ガーヤが上着をぶん投げて、娘が片手で受け取ってたような?)

そして、決闘に現れたドン・ジュアンは上着を脱いだのに、また着てて(^^;)

しかし、ドン・ジュアンは団長と決闘しながらも娘のスカートをまくりあげ(娘、網タイツ履いてる…)、娘のほっぺにキスしたり、マジで凄いわ…。
その悪い顔がガーヤに似合い過ぎてるvvv
こういう「滝沢革命」の「裏切り者の太輔」的なガーヤを見たかった…vv

余裕で騎士団長を殺してしまうドン・ジュアン。その後娘にキスしようとするけど、それはさすがに娘も拒むよね〜…と。

●「偉大な男の死」
騎士団や葬送の女が、広場に像を建て騎士団長殺しのドン・ジュアンの罪を逃さぬように…と、「偉大な男の死」を歌いますが、葬儀の列にいる娘がドン・ジュアンと目が合うと、ニヤリと笑うガーヤ。…やっぱ悪い奴だ〜。(ここは宝塚には無かった^^;)
さすがに娘も目が覚めて、泣きそうになりながらその場を走り去ります。

その様子すら楽しそうなドン・ジュアンですが、そういう悪いガーヤが観たかった〜〜〜vv

でも、そこに騎士団長の亡霊が現れ、ドン・ジュアンに「お前は愛によって死ぬ」と呪いの言葉を。

3場 「セビリアの往来、タベルナやタブラオの軒先・昼」

 

♪「石のような冷たい心」
♪「俺の名は」

「3場」
セビリアの往来で、昼間っから酒をかっくらってる、ろくでなしのドン・ジュアンv
●「石のような冷たい心」
そこにドン・ジュアンの昔の女のイザベルが来て、女を取られた男たちはドン・ジュアンを憎み、過去に捨てられた女たちはドン・ジュアンを呪ってるのに、こんなとこで酒飲んでたら命がいくつあっても足りないって声をかけて、「石のような冷たい心」を歌います。

この時、イザベルにグラスでほっぺを小突かれて、ちょっとだけ仕返ししされてるドン・ジュアンが可愛いv

で、セリビアの女たちがこの歌を歌ってる中、ガーヤが色んな女とマジチューしたり、女を掃いて捨てるのがマジで凄いんですけど、ここでタバコを咥えて、フーってやった後、咥えタバコのままダンスを踊るガーヤがめっちゃかっこよすぎるvv
(このタバコは電子タバコだったみたいです。ガーヤは口から煙は吐くけど、タバコの先からは煙は出なくて、タバコの先は赤く光っていう。)

あと、そのタバコをイザベルに続く昔の女2のファニータとキスして咥えさせるところも好き。
多分この曲で4回くらいガーヤが女とマジチューしてると思うので、通算これで5回。

そこに、ドン・カルロがドン・ジュアンを探してるエルヴィラという女を連れてきます。
エルヴィラが「私、彼の妻です」って寝ぼけたことを言ってるので、セリビアの女たちがエルヴィラを嘲笑します。
(しかし、空気が読めてないドン・カルロは「いつ結婚したんだ?おめでとう!」ってドン・ジュアンにとんちんかんなことを)
この時のドン・ジュアンのめっちゃエルヴィラを馬鹿にしたような顔が…。ホントに悪いやつ。

ドン・ジュアンにとってはエルヴィラは一夜の相手なのに、ドン・ジュアンの「妻に娶るから」って言葉をすっかり信じ込んでしまったエルヴィラは修道院からドン・ジュアンを追っかけてきたという。
(私は最初尼さんまでやっちゃうのか…って思ってましたが、パンフ読んだら、昔の貴族は嫁入り前の娘は結婚するまで悪い虫がつかないよう、修道院に放り込むそうです。)
で、エルヴィラも「石のような冷たい心」を歌うけど、最後はイザベルに「あなたの居場所なんて無いの、お嬢さん」って笑われます。

更にセビリアの女に「あなたは一晩だけの妻」って笑われます。

で、エルヴィラがヒステリックになると、後ろを向いてたドン・ジュアンが「おい!!」ってめっちゃろくでなしっぽく叫んで、決めセリフを。
ドン・ジュアン:「随分気安く呼んでくれるじゃないか。お前たち。俺の名前をなんだと思ってるんだ?」って、こういう上からガーヤ、大好き〜〜vv


ドン・ジュアン:「どうしろっていうんだ?なあ、どうしてほしい?黙るなよ、呼べ。お前たちが俺を呼べば呼ぶほど、俺は熱く、燃え上がる!!」って、めっちゃヤンキー座りでオラオラ言うタチの悪いガーヤ。似合う〜〜〜vv

●「俺の名は」
って、ガーヤが叫んで「♪俺の名は刑罰」って「俺の名は」を歌うシーンがキタキタキタ〜〜〜って感じで好き〜〜〜vv

テーブルクロスを優雅に広げて布を使ったダンス。女たちが用意した椅子の上を渡り歩き、また女たちといちゃつきまくるんですけど、エルヴィラも相当なドMなので、ドン・ジュアンに手を伸ばしたり、でも、それはファニータによって阻止。
更にドン・ジュアンがイザベルといちゃついてる時、ドン・ジュアンの持ってるテーブルクロスを引っ張って、イザベルと引き離そうとしてる時の女の執念の顔が凄かったv

で、なんとかドン・ジュアンを引き寄せて、一瞬目がハートになるけど、ドン・ジュアンの自分を見る冷たい目に現実を知ってしまうエルヴィラ。
(しかし、それでも諦めない…。とことんドM体質)

「♪俺の名は甘く獲物誘う罠だ」で、ガーヤが女たちに手を伸ばすと、女たちがその手を求めて、まるで「蜘蛛の糸」に群がる地獄の亡者達のように手を伸ばす様が、ガーヤと私達ガヤ担の姿を見てるみたい…。(TT)

そして、最後は女にキスして(これで通算6回目)「ハッハッハッハ」って笑いながら、女たちを引き連れて、エルヴィラの元から去っていくドン・ジュアン。

しかし、ドン・カルロがなぜかテーブルクロスをドン・ジュアンに返却しようとするのが、ちょっとお間抜けで可愛いv

しかし、この歌詞…。めっちゃナルシストだよね〜vv
この曲はやっぱりドン・ジュアン最大の見せ場なのか、「めざど」でもこの曲がWSで流れてましたねvv

でも、ここ、宝塚版では、「お前たちはいつも口先だけで俺を呪う!だが、そのくせ身体の底では俺を求めてる!呪えばいいさ!おまえたちが呪えば呪うほど俺は熱く燃え上がる!」って、もっと過激な感じの台詞でした。
やっぱり宝塚の「俺の名は」もすんごいここ盛りあがってました。

4場 「兵士の練兵場」

 

♪「友よ、共に」

「4場」
●「友よ、共に」
出立を翌日に控えてる兵士ラファエルたちが訓練をしながら、「友よ、共に」を歌います。
出立まで休暇を貰ったラファエルの元に恋人であり、彫刻家のマリアが騎士団長の石像を作る仕事を請けたって報告しに来ます。
(宝塚の方はラファエルも一緒にいるところに、仕事の依頼が来るけど、ちょっと変わった。そして、宝塚のラファエルはマリアが石像の仕事を引き受けることも反対してたけど、今回のはそこに反対はしていない)

ラファエルはそこでみんなにマリアと結婚するって宣言を。
で、ラファエルはマリアがやりたいって言うなら仕事を続けてもいいけど、結婚したら子供も出来るかもしれないからこの仕事を最後にすることを考えてくれっていう、結構優しい男なんですよね。

ここ、初日は何も無かったのですけど、ラファエルたちが段々アドリブをかます場所になってます。

5場 「ドン・ルイ・テノリオの邸」

 

♪「お聞きください」
♪「伝えてください」

「5場」
ドン・カルロがエルヴィラをドン・ジュアンのところに連れていったことを余計なことをしたって謝ります。
エルヴィラは「修道院に戻ってみます」って言うので、そのまま返せばいいのに、ドン・カルロはドン・ジュアンの父のドン・ルイのところへエルヴィラを連れていくので窮状を訴えようって、お節介を…。

●「お聞きください」
「伝えてください」
で、ドン・ルイの屋敷に連れていかれたエルヴィラは、ドン・ジュアンに妻にすると言われたのにヤリ逃げされたことをドン・ルイに訴えます。
しかし、全然知らない娘が「あなたの娘になるために」とか「彼を私に返してください」とか言ってきたら怖いですよね…。

ドン・ルイはエルヴィラが貴族の娘なのに手を出したことが体裁が悪いので、息子を連れてくるようドン・カルロに命じます。

6場 「セビリアの街角・夜〜ドン・ルイ・テノリオの邸」

♪「君の父上からの伝言」
♪「息子よ」

「6場」
ドン・カルロがドン・ジュアンを探し出すと、ドン・ジュアンは螺旋階段でまたどこぞのめっちゃスベタな女と、酒を飲みながら、女の肩に酒をぶっかけたりしていちゃついてます。(宝塚バージョンは女とグラスの回し飲みをしてました)
しかし、私が二回目観た時だけ、ドン・ジュアンが女の口に上手く酒が入るように注いでた。
あとは女の肩にかけた酒をドン・ジュアンが口で吸うようになって、エッロ!!

●「君の父上からの伝言」
で、ドン・カルロがドン・ジュアンに「来てくれ」って頼むと、最初は反抗してたけど、「いいだろう」って帰ることに。(そして遊んでた女はそこで捨てられる)

ドン・ジュアンが実家に帰ると、ドン・ルイパパは「息子よ、お前の悪行もいささか度が過ぎたようだ」ってお説教。

ここで宝塚には無かったけど、ガーヤのドン・ジュアンが言った「用が済んだら帰ります。暇じゃあないんで」って台詞に、女と遊んで飲んだくれることしかやってないお前が暇じゃなかったら、誰が暇人なんじゃい!!って突っ込みたくなりましたが…。

●「息子よ」
パパは母親の話を出すけど、ただ母親が死んで、親子は自分たち2人だけって「息子よ」を歌うんですけど、パパの歌の途中で、ドン・ジュアンが家督を継ぐ日のイメージでパパの椅子に座った時、その椅子の座り心地にちょっとだけ笑顔になるガーヤが子供みたいで可愛いvv
最初は2階席だったので、パパのテーブルのぶどうの後ろにマスカット的なみどりの物も見えたんで、シャインマスカットをパパが用意してくれたって思ったんですけど…1階席から見ると、ただはっぱがあるようにしか見えなくて、はっぱを見間違えたのかな???

でも、宝塚版では少年ドン・ジュアンと母親の回想シーンもここであるんですけど、ガーヤのは回想シーンすらも何も無かったですね。
私がWOWOWで観た宝塚のやつは少年ドン・ジュアンと母親が出てくるんですけど、唐突に母親が死んでて、よく分かんなかった…ってツイッターに書いたら、宝塚ファンの方がその前のドン・ジュアンでは、ドン・ジュアンが少年の時、母親を犯してしまい、それを苦に母親が自殺しちゃうんですよって教えてくれたので、なるほど…と。
それがあった方が、なぜドン・ジュアンがこんなに女性を求めるのか?とか、ラストでなぜドン・ジュアンがあんな選択をしたか…とか、分かるような気もする…。

「俺の身を案じているだと?まずはてめえの寿命を心配しやがれ!」「何もかも思い通りになると思うなよ!エゴイストめ〜〜!!!」って、ドン・ジュアンって、中二病…。
でも、このガーヤの「エゴイストめ〜〜!」って叫ぶ声量が凄いvv
宝塚版と、同じような台詞だけど演じ方が全然違うvv
「これからも俺は変わらない!!」って両手広げて言うガーヤの表情がめっちゃ悪そうで狂気すら感じるvv

7場 「抽象的な空間、亡霊の登場」

♪「亡霊の登場」

「7場」
上から白い布が降りてくると、亡霊が登場。
「そうだ、お前は一人で生き、一人で死んでいくのだ」って言う亡霊を追いかけるドン・ジュアンですが、突然亡霊に背後を取られ、「どこを見ている?私はお前と共にいる」って言う亡霊ですが、めっちゃガーヤのおっぱいを触っているvv


しかし、この台詞もSHOCKのハムレットの光一さんの「お前が殺したはずの俺は生きている」を思い出してしまう…。

●「亡霊の登場」
ドン・ジュアンは亡霊に「未練がましく俺にしがみつき、一体何を言ってるんだ?」、「♪呪いなど恐れはしない、女たちが俺を求め続ける限り」って、めっちゃ自信まんまんな歌を歌うドン・ジュアン。
亡霊は「いいか、愛だぞ、愛に気をつけろ、ドン・ジュアン」と言って去っていきます。

8場 「夜の酒場」

♪「悪の華」
♪「快楽」
♪「アンダルシアの美女」
♪「望むならば」
♪「女がわからない」

「8場」
そして、パパから説教されても酒場(タブラオ)で酒をかっくらってるドン・ジュアンをたしなめるドン・カルロ。
ここで女達が椅子を持ってくる演出は宝塚と一緒。

●「悪の華」
で、ドン・ジュアンのいるところにどこでも出没するドン・カルロがドン・ジュアンに説教すると、ドン・ジュアンが「つれないことを言うな」って言うのがおかしすぎるvv
ドン・カルロが「悪の華」を歌うんですが、「♪お前の心に巣食うのは」ってここで、ドン・ジュアンのグラスを奪い取り、「悪徳まみれの黒い華」って、ここでドン・カルロがめっちゃガーヤの胸を直に触っているんですよねvv

で、ガーヤが「♪花〜びら〜散るのは〜悪の華だけじゃないさ」って歌うんですけど、この曲、めっちゃ頭の中で回りますv

途中でガーヤが「花〜びら〜咲かすのは〜神の技だけじゃないさ」って椅子の上で酒のボトル持って、ちょっとストリップ嬢みたいな踊りをするのもツボ。
で、ガーヤがぶん投げた酒のボトルをキャッチした酒場の男がその酒の残りを飲む真似をするんですけど、いいな〜vvv


●「快楽」
そして、「さあ、今宵も快楽に命を捧げるのだ〜」ってガーヤがお尻をプリプリ振って、「快楽」を歌いながら女たちと絡みますvvめっちゃこの曲でも女とマジチューしまくり。(ここで多分通算7〜10回目くらい?)イザベルや酒場の女たちも歌います。
イザベルから黒い花(これが悪の華か?)を「今夜は誰を選ぶのかしら?」って渡されて、よりどりみどりの女達を品定めするドン・ジュアンですが、そこにアンダルシアの美女が登場。
アンダルシアの美女の顔を黒い花で撫でるもシカトされるドン・ジュアン。

シカトされたことで、火がついたドン・ジュアンはその花を一旦ドン・カルロに預け(そこで、カルロが困った顔をしてるのがおかしいvv)で、宝塚でもあった曲の途中で「ミ〜ラミラミラミラミラ〜〜!」ってガーヤも言って、アンダルシアの美女に見せつけるように激しいフラメンコを踊るんですけどv
これ、めっちゃガーヤが言ってるの聞きたかったvvv
そして、この踊り、めっちゃ素敵v
ガーヤってせっかちな踊りするから、フラメンコの動きがめっちゃ合う気がする。

で、もう一回ドン・カルロに預けたお花をカルロから貰って(またカルロがポカーンとしてるのがv)曲の終わりにアンダルシアの美女にお花をあげると、アンダルシアの美女は受け取るけど、笑って、そのお花をポーイって捨てちゃうvv
結構ここ、好きvv
で、ドン・ジュアンがキスするくらい顔を近づけるけど、笑ってかわすアンダルシアの美女。
完全にドン・ジュアンの俺様な心に火がついてしまった。

●「アンダルシアの美女」
で、アンダルシアの美女が出てきますが、「アンダルシアの美女」はドン・ジュアンじゃなくて、なぜか酒場のシェフと、ファニータが歌うんですね〜。
でも、最初の「俺と踊れ〜」はドン・ジュアンが歌った方がいい気もするんですけど。ちなみにアンダルシアの美女役の大石さんは振り付け師でもあるという。

自分になびかないアンダルシアの美女を見てるドン・ジュアンが口を手でぬぐう仕草がエロい。
で、どうすれば落ちるか考えているドン・ジュアンの近くに酒の瓶が。
そこで閃いたドン・ジュアンが瓶から酒の口に含み、最後の「さあ、踊れ〜」のところで、アンダルシアの美女の顔に、口から酒を発射vv

プライドの高い女ほど、実はドM願望があるんでしょうね〜。
顔射(?)されたことでドン・ジュアンに落ちてしまうっていう。
しかし、よく自分の口から吐いた酒で顔がびしょびしょになった女とキス出来るなあ〜。(ここで、通算11回目。多分…。)


●「望むならば」
そこにストーカーのエルヴィラが登場。
アンダルシアの美女の格好が肌もあらわな恰好なので、「こんな裸みたいな女と踊るのがあなたの望み?」って、エルヴィラが宝塚版と一緒でドレスの上着を脱いで「望むならば」を歌って、酒場の男たちと踊り出すけど、冷めた目で見てるドン・ジュアン。
イザベルにエルヴィラが脱いだ上着を渡されるけど、馬鹿にしたように笑うドン・ジュアン。
結構このエルヴィラが痛すぎて…。

エルヴィラがそんなことをしてる間、ドン・ジュアンはアンダルシアの美女とイチャイチャしてるんですけど、アンダルシアの美女に身体をまさぐられてる時の恍惚としたガーヤの顔が〜〜〜vvエロすぎる!!

しかし、その後、男たち声で「おい、それで終わりか?」とか「脱げよ」とか、野次が飛ぶのが、女性だけの宝塚版と違ってなんか生々しい(^^;;)

お節介ドン・カルロがエルヴィラを庇いますが、馬鹿にしたように拍手して「ははは」って笑うドン・ジュアン。
エルヴィラは「いつか私の愛を思い知る日が来るわ」って言うと、「そうか、それは楽しみだな」って超悪いドン・ジュアンvvv
で、ドン・ジュアンはアンダルシアの美女を連れて出ていきます。


●「女がわからない」
ドン・カルロはお嬢様のエルヴィラがドン・ジュアンのためにそこまで変わる愚かな姿を逆に美しいと思い、エルヴィラに惚れてしまい、この歌を。

男はギャップに弱いんですよね…。
この後のドン・ジュアンもそうですけど(^^;)

9場 「セビリアの街角、女の家」

♪「行かないで」

「9場」
ドン・カルロに「どこへ行くの?」って声をかけるイザベル。
イザベルはドン・カルロがエルヴィラに惚れていることを見抜いてます。

●「行かないで」
イザベルとドン・カルロでこの歌を。

イザベルはまだドン・ジュアンのことが好きだけど、でも、ドン・ジュアンが自分の物になるなんて思ってないってとこがちょいヲタクみたいv

その歌の間、アンダルシアの美女とヤッた後のドン・ジュアンが螺旋階段からタバコをふかしてるガーヤがまたカッコよくて、その後、アンダルシアの美女がドン・ジュアンの肩に上着をかけるんですけど、一回ヤると興味が無くなるヤリチンドン・ジュアンはアンダルシアの美女の手をはらいのけます。
で、めっちゃ悪い顔でタバコを咥えたまま、アンダルシアの美女の肩をポンポンやるのがホント〜にろくでなし過ぎて、好き〜〜〜vv

そこにドン・カルロが現れ、またドン・ジュアンに説教をしようとすると、そこに亡霊が登場して、「お望みどうりの夜になったかな?」って言うけど、それに対してドン・ジュアンが「おい、お前、俺に憑りついてるんだろ?見てなかったのかよ」って言うんだけど、この台詞、ドン・ジュアンも亡霊に見られてるって分かってて、女とヤッてるってことで、相当な変態だな〜と…。(^^;)

亡霊の姿が見えないドン・カルロはドン・ジュアンが一人で喋ってるので不審がりますけど、ドン・ジュアンは亡霊に「お前の娘も俺を満足させてはくれなかったぜ、ハハハ」って酷いことをvv

亡霊が「真実の愛に会ってみたくないか?」ってドン・ジュアンをけしかけ、最初は「今夜は疲れた、またにしてくれ」って言うんだけど(アンダルシアは結構激しそうだし^^;)「怖いのか?」って挑発されて、それについていくドン・ジュアン。
で、ドン・カルロはドン・ジュアンを探して、螺旋階段を上るけど、ドン・ジュアンは消えていた。

10場 「抽象的な空間(亡霊の導き)」

♪「愛を知る時」

「10場」
●「愛を知る時」
そして、亡霊についていくドン・ジュアンですが、「愛を知る時」を2人で歌うけど、歌いながら、亡霊に攻撃されてるドン・ジュアン。
この時、布に巻かれたり、亡霊に持ち上げられ、足をバタバタやったり、亡霊たちに囲まれて、亡霊にも身体を触られまくるガーヤvv

11場 「マリアの工房」

♪「騎士団長の像」
♪「石の像」
♪「エメ」
♪「砂嵐」

「11場」
●「騎士団長の像」
ドン・ジュアンが気付くと、そこに騎士団長の像が。
「化け物め、俺をハメやがったな、あれはなんだ?畜生!!」って歌うけど、「チクショー!!」とか「卑怯者!!」とか叫ぶガーヤの声が好き。

「もう一度叩き殺してやる!」って言うドン・ジュアンがホントにろくでなしで好きvv

で、亡霊の「さあ、やってくるぞ、真実の愛が」って聞こえて、そこで石像に亡霊の顔が映るのが、なんか昔のSHOCKのプロジェクションマッピングのアニキの顔を思い出してしまう(^^;)
ちょいちょいSHOCKを思い出すんですよね…。やっぱ宝塚とジャニーズって似てるんだなあ〜と。

●「石の像」
ドン・ジュアンがいたのはマリアの工房で、石の像を掘っているマリアに見惚れるドン・ジュアン。
しかし、登場した時の呑気なマリアが…。

この「石の像」の間、亡霊がマリアとドン・ジュアンの真ん中に入って2人を操りながら踊っているのがなんかお茶目。

で、マリアが石像を彫っていると、ドン・ジュアンが「知りたければ教えてやろう、俺がドン・ジュアンだ!」って、両手を広げてて、めっちゃ俺様な感じで出ていきます。

ここで、FREE HUGS!で「そうです、私がドン・ジュアンです」って変なおじさんみたいに言ってたガーヤを思い出してしまった…。

普通は突然知らない男がいたら不審者って感じになるけど、やっぱ顔がいいからなのか、普通にドン・ジュアンに話しかけるマリア。

石の声に従って彫っているって言うマリアに「まるで石に操られてるみたいだな」って言うドン・ジュアンに「面白いこと言うわね」って言うマリア。

ドン・ジュアンもさすがに「怖くないのか?俺がだ!こんな夜更けに俺と2人でいることがだ!俺がどんなやつか知らないわけじゃないだろ?」って、めっちゃ自意識高いドン・ジュアンvv
でも、マリアに怖くないって言われるドン・ジュアン。

騎士団長を殺した時、あなたはどんな顔をしていたの?って聞かれて、「彼の目に映っていたんじゃない?」ってマリアが近づくと、マリアの目に映る自分の顔がひどく卑屈な顔をしていることに気付いた(この後のエメの歌詞)ドン・ジュアンがビックリする細やかな演技が。

「俺には芸術は分からない」ってガーヤが言うと、つい、でしょうね…って思ってしまうvv

でも、芸術は分からなくても「ノミをふるう君は楽しそうだった。楽しそうで美しかった」「石を彫っている間、お前は自由だった。それが美しかったんだ」って、これは宝塚版でも出てきますが、自分の好きなことをやめろという彼氏よりも認めてくれて、しかも自分を美しいと言ってくれて、しかもそれが顔のいい男だったら…。
これがドン・ジュアンのモテの秘訣か〜。
マリアが好きになるのも分かる。

●「エメ」
で、マリアがもう今日の作業をやめて工房から帰ってしまうんですけど、すっかりマリアを好きになってしまい、「エメ」を歌うドン・ジュアン。

ドン・ジュアンも女の子が男の仕事をしてるってギャップに弱いんでしょうね〜。
意外にこの時代にヲタクがいたらドン・ジュアンを落せるような気がします(^^;)

でも、宝塚の「何もせずに逃がすなんて、どうしたんだ!?俺は」って台詞が無かったのは残念。そっちの方がドン・ジュアンっぽい。

しかし、ガーヤは「エメ」をすごい感情豊かに歌ってましたvv

この歌で「♪ひどく醜い卑屈な男、あれが俺か?」って歌いながら手を小刻みに震わせるガーヤが見事で、この曲で今まで知らない感情に驚き、怯え、愛の喜びに満ちた表情に変わっていく様子がホントに見事で…。

歌の途中で上の漫画の上に描いたみたいな3体のエメの人が出てきます。

でも、この曲で跪くガーヤを見て、なんか玉森君にいつもガーヤが靴を履かせている時もこんな感じなのかな〜?とか思ったり。
しかし、あの玉森君発言が謎すぎて…。ガーヤが玉森君に靴を履かせることが、2人の間の何かのゲン担ぎなのかな?

12場 「戦場」

♪「兵士の血」

「12場」
●「兵士の血」
石像の上で亡霊がタップを踊ると、ラファエルたちの戦場が出てきて、最初は楽勝で帰ってこれると思ってたラファエルたちの戦況は悪化してていました。
仲間たちが次々に殺されてしまう状況で、最後仲間がラファエルを庇って撃たれるところで暗転。

(宝塚版のラファエルは結構悪いやつで仲間が手紙を書いてると妨害するようなやつでしたが、今回のラファエルは歌で「手紙など俺は書かない」って言ってるけど、マリアに戦況を伝える手紙を書いてます。これがどうやってマリアの元に届いたのかが謎なんですけど、次のシーンでは届いてるんですね〜…)

ダンサーさんが冒頭と同じ赤いドレスで登場するけど、冒頭では赤い土のイメージで、このシーンでは兵士達の血のイメージになってて、ホントにそんなふうに見えるv

13場 「何かが変わり始めている」

♪「何かが変わり始めている」

「13場」
宝塚版は石像が完成して、その完成式典にのこのこドン・ジュアンがやってきて、人々に非難されまくりますが、それでもマリアに会いたいと言って、プライドの高いドン・ジュアンが石像の前で跪く様子を見て、自分が一生懸命に作った石像をぶっ壊しちゃうマリアだったので、そんなぶっ飛んだ女だったからドン・ジュアンも愛したって納得がいったし、そのシーンがドラマティックで凄い好きだったんですけど、今回のは石像を作ってる工房にもう一回ドン・ジュアンがやってきて、「俺は君を愛してる」って唐突に告白するので、ちょっとドラマ感は薄い(^^;)
しかもマリアはその後石像を作りかけの仕事が途中の状態でドン・ジュアンの元にいっちゃうような無責任な女なんで…。ちょっとマリアは宝塚の方がいいなあ。

そして、このマリアはラファエルが多分死んだかも…って手紙を読んでるので、もうラファエルはいないんだからドン・ジュアンの元に行ってもいいよねって罪の意識も薄いんですよ。
でも、宝塚版の方のマリアは知り合いにラファエルがもうじき戻ってくるのよって責められてもドン・ジュアンの元に行くんで、やっぱドン・ジュアンへの想いがより強いんですよね。

●「何かが変わり始めている」
マリアに石像の上で「2人で一緒に変わるんだ」ってキスをするドン・ジュアン。(ここで12回目のマジチュー)

そしてドン・カルロとか全キャストが出てきて、この曲を歌って、一幕のラスト。
しかし、カルロ、ホントに歌上手い〜〜。

セビリアの街の人が子供が生まれたことを祝って集まっているところに通りがかるドン・ジュアンとマリアですが、めっちゃ子供が生まれたことを喜んでるお父さんなんですけど、母親は…6場でドン・ジュアンとイチャついてたスベタな女では無いですか!
ドン・ジュアンも子供に触ったりしてお祝いしてるけど…もしかしたら、その子の父親ドン・ジュアンかもしれないよ…。

そして、曲の最後ら辺で、マリアの周りをフラメンコを踊ってるドン・ジュアンがめっちゃオスの求愛ダンスみたいな感じで好きなんですけど、最後マリアの両手を手に取り、キスをしようとすると自分のボロボロの手を見られたくないマリアは一回引っ込めるんですよね。
それをもう一回手を引いてキスをするドン・ジュアン。ここで、一幕のラスト。

ってことで、二幕のレポは「レポ2」に続きます。

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