あんちゃん
2017/6/28 1900(詳細レポ、GOODS等) 東京グローブ座 最終更新日2017/7/2

2017//28 19:00〜レポ

会場の様子

●会場の全体…会場内はロビーとかも撮影禁止のため、外の写真しかありませんが。全体の写真。

●大看板…夏なので、夜の部でもこんなに外は明るいです。

●入口の横に貼ってあったポスター

●ライトアップされたあんちゃん…終演後、外に出ると、素敵に大看板がライトアップされてますvv

 

ちなみにロビーにはカフェもあって、軽食となぜかヒロタのシューアイスが食べられます。
小腹が空いていたので、シューアイス食べました。(^^;)味は色々ありましたが、私はラムレーズンを食べました。

GOODS

●パンフ…舞台を観た後で、パンフを読むと、5ページ目くらいに載っているクマのぬいぐるみを見ると、胸が切なくなります…。(下のレポを読めば、その理由は分かると思いますが)
みっくんのインタでは、みっくんは役に入り込んで、「ああ、姉ちゃんたちイヤだな」「ああ、芹沢先生、イヤだな」って思ってしまう瞬間があるそうです(^^;)

荻野目さんはみっくんのことを通学帽やランドセルがよく似合うって誉めてましたvv

みっくんと田村さんの対談もあって、田村さんはみっくんのことを「僕に無いものをみんな持ってる真逆な人」って言ってました。
更に上にも下にも分け隔てなく接することが出来る人だから羨ましいとも。

田村さんはちゃんとしてない人を描くことが多いので、みっくんのちゃんとしてない部分を探すのが大変だったとも。


そして、田村さんはみっくんの芝居についても、「怪我をしない芝居」を選ばない人って言ってて、みっくんも「置きにいくのが好きじゃない」って話を。


さらに、みっくんとベンガルさんと菅原さんの対談も。
ベンガルさんがよく行くウナギ屋があって、そこのおばちゃん(ベンガルさんよりも年上)に、ベンガルさんが「こんど北山君と芝居やるよ」って言ったら、おばちゃんが「え?みっくんと?」って言ったって話を。そんなに有名になっちゃったんですね…(TT

そして、みっくんは誰と喋っても上手に自分のポジションにあった話が出来る人だなあ〜と。

 

Kitamitsu Reversi Game
舞台なのに、こんなおかしなグッズがあったv
何気にこのパッケージ、ピンクがベースで、タイトルの文字とかでキスマイのメンバーカラーが全部入ってるvv

 

ゲームのオセロの駒も、全部みっくんの顔で、こんなのガーヤの時も出してくれたらいいのに…って思ったけど…。
一個だけみっくんが叫んでる顔があるけど、それは予備の駒だそうですね。

●チラシ…チラシは左右見開きの両面の豪華版。
チラシは劇場の中で係員の人が立ってて、一人一枚まで取れるので、いいですね。

 

ガーヤの舞台もこういうやり方だったら、無駄に取る人もいないし、ちゃんとみっくんが観たくて劇場に入った人が全員手に出来るのに。

セット

●セット…コルガバの時みたいにものすごく細かくて凝ったセットですが、大まかに分けると、「子供部屋」「居間」「キッチン」の3つのエリアに分かれてます。
そして、どこからでも見やすいように。ところどころ壁に傾斜がついてて、人の目を考えられたセットですね〜。(現在ツアーをしてるキスマイの人の目を考えられてないセットと比べると…^^;;)

 

子供部屋のTVが分厚いブラウン管のTVなのが懐かしいですね〜。
昔のファミコンとか、ルービックキューブとか懐かしいものも沢山。
男の子の部屋らしく(ただ、姉も使ってる部屋みたいですけど)、地球儀、望遠鏡、世界地図なんかあります。
PC
はおそらく子供の頃には無いと思うので、凌が大人になってから使うようになったものなんでしょうね。HDDは外付けタイプになってます。
布団はありますが、コルガバみたいに布団は使用されませんでした。


そして、キッチンの椅子が4つなのは、父親がいなくなってから数が減ったんですかね〜とかセット一つでも考えてしまう。
キッチンは学校の職員室、居酒屋の天狗…としても使用されます。


居間は芝居中は壁というていのソファーの裏ですけど、カテコの時だけセンター花道に早変わりします。
そして、この居間のセットはダビング屋さんとしても使用されるので、電話機の近くに電卓も置いてあります。

そして、テーブルの下にはなぜかベルーナのカタログが。

詳細レポ
(場名は例によって私が勝手に作ってます…)

【父と家族の再会】

●詳細レポ…舞台は120分休憩無しです。
2時間くらいの舞台だったら、休憩無しで一気にやってほしいですよね〜。そっちの方が集中できるので。

雨音から舞台が始まります。

みっくん扮する凌が居間の一番左に、その横に母親の瑛子役の荻野目さん、次女の准役の広澤さん、その横に長女の冴役の田畑さん、一番右に父親の国夫役のベンガルさんが。

国夫は「しばらくだな」「元気にしてたのか?」って子供達に聞くけど、子供達は誰も口を開こうとしない。

国夫の言う言葉を明るく繰り返す母親の瑛子。

「何年ぶりかな?」って父に聞かれ、「24年ぶりだよ」って初めて口を開く凌。

みっくんはパーカー、ストライプのパンツ、グレーのストライプの靴下姿で、腕まくりをしています。

なぜこんなに重い空気かと言えば、24年前に女と浮気し、借金を置いて家を出ていったきりの父の国夫が突然戻ってきたからで…。

国夫は今は結婚して子供もいる長女の冴に近況を聞くけれど、長女の旦那も自分の孫の名前も間違って覚えている国夫。(その理由は最後に分かるんですけど)

国夫は次に次女の准が化粧品会社で出世したっていう話も聞いて。

そして、最後に凌には「お前、ホモなんだってな」って唐突に聞くベンガルさん。


これにはみっくんも「はあ?」ってなりますね。
母の瑛子が凌に女っけが無いのでそう思ったそうで、瑛子は「そういう可能性もあるって」って笑いだすと、「無いよ!」って否定する凌。

瑛子は「そういう偏見とかお母さん一切無いから」って…。

国夫は部屋に引きこもってPCばっか弄ってる凌を心配するけど、凌は「だからって、なんでホモって話になるんだよ」って、みっくんがホモって言った〜。

次女に会社から電話がかかってくると、「うちの弟が特殊な趣味を持ってるらしくて」とか笑ってました(すっかり凌ちゃんはホモにされてる…^^;)

そして、部屋には凌と国夫だけになって、みっくんはソファに座って、国夫は台所の椅子に座って会話を。

凌は未だにフリーターでビデオのダビング屋をやっていると言う話を。
国夫は昔、子供達を撮ったビデオがあるので、持っていきたいと尋ねます。

帰ろうとする国夫に「ちょっと待って!」と自分のダビング屋の名刺を渡す凌。
2人の姉は父親に対して冷たく当たりますが、凌だけはちょっと違うようです。

【凌の回想:凌6歳】

他のキャストはみんなシーンごとに衣装も髪型も変えて出てくるんですけど、みっくんだけ衣装は最後まで一緒。(出ずっぱだから)
でも、回想シーンの時は腕まくりをおろして、ちょっと萌え袖になってます。

ファミコンをやってる6歳の凌ちゃんですが、そこに両親が現れて、父親は「もしかしたら弟が出来るかもしれないぞ」って凌ちゃんに伝えます。
弟を欲しがってた凌ちゃんは大喜び。

国夫は「これから『あんちゃん』って呼ぼうか」って、2人姉がいて、末っ子の凌のことを『あんちゃん』って呼ぶ提案を。
『あんちゃん』って言葉に無邪気に両親と一緒に喜ぶ凌。(すごくみっくん、可愛かった〜〜vvv)

ここで、末っ子なのに、なぜか「あんちゃん」の意味が分かった。
そして、「あんちゃん」のはずなのに、末っ子なのは、その弟が生まれなかったってことも…。

【タイトルバック】

ここで、ステージの上に映像がかぶさって、音楽が鳴り、コルガバみたいなカッコいいタイトルバックが。

一番最初にチラシの衣装を着たカッコいいみっくんの写真に「凌 北山宏光」って書いた映像が出てきて、その後、瑛子、冴、芹沢、准、国夫の順番で、キャストの紹介の映像が出てきます。

そして、最後に「あんちゃん」の文字がステージの上に浮かぶんですけど、その「あんちゃん」の文字が今回のパンフとかで出てるロゴに変化するっていう。

【凌の回想:凌8歳】

ドラクエの音楽が鳴り出したので、コルガバ思い出しちゃいました。

子供部屋に引きこもりになっている凌と、子供部屋の前で九九を教える凌の担任の菅原さん扮する芹沢先生。

芹沢は父親がいなくなった凌を可哀想だと思って、善意で凌の家に訪問しているんですが、その親切が大きなお世話となって空回りしてるという設定。

台所には瑛子もいるんですけど、それまでは清楚なまとめ髪だったのに、巻き髪に派手な花柄の服まで着て、いかにも水商売の女って感じに変化。(荻野目さん、まさに「人間・失格」の留加の母って感じにvv)

芹沢は瑛子も巻き込んで九九を教えるんだけど、瑛子も九九が言えない。
(瑛子が計算が苦手っていうのがこの後の伏線に)
その度に芹沢が「お母さんはわざと間違えているんだよ」とかフォローを入れるのがおかしいvv
水色のコップで麦茶を注いで飲もうとするけど、お母さんが変なことばっか言うので麦茶を何度も噴くみっくん。
そして、上のイラストのようにティッシュを高速で何枚も引き抜くみっくんvvv(><)

突然体調が悪くなる瑛子。
国夫が突然家出をして昼も夜も働き詰めの瑛子の無理を心配する芹沢。
国夫に連絡を取ったらいいのでは?って聞くんだけど、瑛子は国夫の居場所すら分からないと。

そこに2人の姉が家に帰ってきます。どちらも黄色い帽子とランドセルを背負って。
で、姉はいつまでも引きこもりの凌に乱暴にキレて、部屋に無理やりランドセルを投げ込みます。凌は2人のランドセルを机の下にしまいます。

2人の姉は働き詰めの母親に代わって、夕飯を作ったり、家の手伝いをしてるので「凌とは違うもんね」「ホントムカつく!」「ゲームばっかりで!」って学校をサボってる凌を仮病だと言って責めます。

姉は買い物に、母は仕事に出かけて、家は先生と凌の2人っきりに。

芹沢は凌に違う未来も選べると言う話をして、部屋から出るよう熱血的に言いますけど、一瞬だけドアを開ける凌ちゃん。
「違う未来を選んでも、不幸になったらどうするの?」って舌ったらずに言うみっくんが可愛い〜〜vv

何も言えない先生にまた部屋にこもる凌。
芹沢はお父さんを探すって言うけど、「会いたくない」ってファミコンしながら椅子に座って言う凌ちゃんがホントに可愛い〜〜。

【ダビング屋の凌】

さっきまでの服をまた腕まくりをして、上のイラストのように青いエプロンをつけて、また30才に戻る凌ちゃん。

で、エプロンには「ダビングマックス」って書かれてます。
(セットは居間のままなんですけど、そこをダビング屋として使ってます)

凌に会いに行く国夫。

国夫は凌のことを「あんちゃん」と何気なく呼んでます。
その「あんちゃん」に引っかかる凌。

大量に8ミリビデオを持ち込む国夫。
24本分の代金を計算してる凌だけど、居間の電話の横に置いてある電卓はここで使われます。

国夫もハローワークの身体張る仕事しか回ってこないと愚痴を。
凌もダビング屋の仕事は先細りだと言います。
凌は姉に「いつまでもスネかじってるの」って怒られるって話を。
凌は先日国夫が会いに来た時、姉達の怒りを鎮めるのが大変だったって話をします。

【数日前の回想】

先日の24年前に国夫が会いに来て、国夫が帰った後、姉達も家に帰ってきた後の凌と姉2人の3人の会話の回想に。

姉2人は借金と女を作って家を出ていった父親にキレまくり。
瑛子が国夫を許したのではないかとか、もし再婚するとか言う話になったらとか心配してますが、キレてる2人の姉に、「母さんが幸せになるんだったらいい」って言う、国夫の肩を持つ凌。

で、母親が帰ってきて、姉の怒りの矛先が国夫を許してる母に向います。
母親が父親と再会したのは、准の大学受験の時でスナックにひょっこり現れた国夫が借金を全額返済してきて、その金で准が大学にも行けたって話を。
でも、その金は元々国夫の借金だったって文句の姉達。

【ダビング屋の凌】

そんな話を凌から聞かされた国夫が帰ろうとすると、凌から「待って!」と一枚のDVDを渡されます。
凌は家族には内緒で映画を撮っていて、自分が監督をやった作品だって話をします。

コンペ出しても落されまくりの自主製作映画を撮ってて、小さい街の映画祭でようやくノミネートされた作品がこれだって話を。
これで賞が取れなかったら、映画はきっぱりやめて、就職しようと思ってるという凌。

今度瑛子と三人で一杯やろうという国夫だけど、「今日は?」って国夫にバイトあがったら、天狗って飲み屋があるので、そこで待っててと伝える凌。

【凌の回想:凌8歳】

今度は上のイラストのように黄色い帽子とランドセル姿で学校で芹沢に呼ばれる凌。(職員の部屋が台所のセットをそのまま使ってます)
ランドセルにはリコーダーが刺さってて、お守りまでついてる。
しかし、みっくん、可愛い。全然違和感無い。
(ガーヤのランドセルと黄色い帽子は可愛いけど、コスプレだったから。でも、みっくんはホントに小学生に見えるvv)

先生が書いた学芸会の台本を読まされて「つまんなかった」って言う凌ちゃんですが、そのつまんない劇の主役は凌をモチーフにしたので、凌にやってほしいと言います。

「やだよ、ちくわぶなんて」って文句の凌ちゃん。
ちくわぶは美味しくないっていう凌。
芹沢もちくわぶなんか嫌い、何もしない味、ちくわじゃないのに、ちくわを名乗っているところって…。(私はちくわぶ好きなので…どうしてそこまで…と^^;)

ちくわぶはこれだけみんなから嫌われているけど、唯一無二の存在だと思わないかと、熱血的に言う芹沢に、「やだ!絶対にやりたくない」ってランドセル抱いて言う凌ちゃんが可愛すぎる〜〜vvv

劇の主役をやるんだったら、凌を父の元に連れていくと言う芹沢。

【数日前の回想:続き】

姉達と凌ちゃんの会話の続き。

姉は凌が父親に会いたがってたって話や、ドラクエの勇者の名前を「くにお」にしてたとか、そんな話を。

国夫が金を無心してきたら、きっぱり断れと言う姉。

凌に「生活費を収めてるのか?」とか聞いたり、いずれは母の介護は凌がやるんだからしっかりしろって言う姉。

ちゃんと考えてるの?と言われ、「もう30だし、頑張ろうかな」って…何も考えてない、ダメ男の凌ちゃん(TT
ここで、何度も姉に椅子ごとを引っ張られるみっくんが可愛いv

国夫は女に愛想つかされて、金もなくなり、老後の面倒を看てもらおうとしてるのではないかって心配する姉。
(姉は2人とも家から出て自立してるけど、この日は瑛子に言われて、実家に来たら、父親と会わされたっていうことなので)

【居酒屋】

で、居酒屋の天狗に行くと、(天狗も台所のテーブルをそのまま使ってます)父親がスマホで凌の撮ったyoutubeにアップされた映画を検索して見ようとしてます。

消え物のビールをついでみっくんも飲むんですけど…中身はウーロン茶か麦茶かな?

凌は姉の前では24年ぶりって言ったけど、ホントは22年ぶりの再会だったという話を。その2年の差は、芹沢と2人で国夫にこっそり凌が会いに行った時だって話を。

【凌の回想:凌8歳】

自宅で母親と芹沢と劇の練習をする凌。
頭に上のイラストのようにちくわぶをかぶってて可愛いみっくん。
「ぼくは、絶対あきらめませ〜ん」って棒読みの凌。
お母さんははんぺんちゃん、先生は昆布のかぶりものを。
お母さんはこんにゃく、白滝、たまごの親分とか色んな役をやりますが、荻野目さん、大熱演。

ちくわぶには「確かに僕には使い道は無い」とか言う自虐的な台詞があるんだけど、それを言いたくない凌は「やりたくない」と。
(すごい可愛い)

ちくわぶはみんなに酷いイジメに合うんだけど、通りすがりの「チクワ」が助けてくれて、それが実は「ちくわぶ」のお父さんで…とかって先生がストーリーを説明すると、凌の家族は途中で聞く耳を持たなくなります。

姉2人が夕飯の買い物で家からいなくなると、芹沢は瑛子に凌を父親のところに行ってきたって話を。
そこで凌が「パパと会ってきた」「パパんとこ、行きたい!」と言い出すので、混乱する瑛子。

さすがの瑛子も国夫のことを忘れて生活してたのにと、先生のお節介を責めて、私達家族のことはほっておいてとつたえます。
凌は国夫が凌に自分のところに来るなら瑛子の了解をとってこいと言ったって話を。
瑛子は「行かないで。お願いだから、お母さんと一緒にずっといてよ」って泣き出すので、さすがの凌も「行かないよ」と母に声をかけます。

【瑛子の孤独】

そして、冴は中3の時に、高校には行かずに住み込みで働けるところに就職すると言う話を、高校には行ってほしいって泣き出す瑛子。

更に准も大学進学する際、家から出て冴と一緒に暮らすという准。

2人とも早く自立して瑛子に迷惑かけないようにしたいと言うんだけど、瑛子はみんなが家を出て孤独を感じているので、「凌ちゃんは好きなだけ、ここにいていいのよ」って唯一家に残った凌に言います。
凌のスネかじり生活も実は母親を一人にしないためだった…という。

【凌に呼び出される姉達】

実家に子供を置いて来た冴。
実は冴の旦那は浮気をしていて、浮気する男は許せないので、離婚するって話を。

准も凌に呼び出されて実家に来ます。
また、雨が降ってます。

で、お茶を入れる瑛子ですが、この時のコップがうちにもある100均のやつで(うちにあるのは、母親が入院する度、入院セットで病院が用意してくれるコップで、毎回くれるから、使ってないコップが大量にうちにあるという…^^;)舞台ではピンクと、ブルーと、グリーンが登場。

ピンクは田畑さんが飲んでましたが、それがうちに大量にあるやつ(^^;)

瑛子は国夫が出ていったのは、自分にも責任があると言うんだけど、その理由が国夫が独立する際、経理をやってくれって頼まれたけどお金の計算は出来ないから断ったからだと。
(国夫の浮気相手は会社の経理の女性なので)
ここで、瑛子は人のせいにするのはやめようって思ったって話を。
(でも、凌ちゃんは決して人のせいにしてるわけではないな〜って。
ここがキャッチフレーズの「お前は、誰かの、何かのせいにしてきたんだよ。」から受けた印象とは違うかな〜と…)

瑛子はここで後悔してることとして「もう一人産んでおけばよかった」って言うんだけど、瑛子が妊娠中に国夫が出て行ったことは分かるんですけど、子供がいなくなった理由は妊娠中苦労したせいでの流産なのか、それとも夫が出て行き、働かなくちゃいけないので、これ以上子供は増やせないっていう中絶だったのか…は、不明なままです。

でも、中絶の方が可能性としては大きいのかな…。

姉達は弟が生まれるからって凌がオムツを替える練習をしてたというクマのぬいぐるみを捨てた方がいいって言い出します。
瑛子は凌がぬいぐるみで弟をお風呂に入れる練習までしてたので、捨てたくないって言うけど、強引にぬいぐるみを捨てる姉。

准は会社でバリバリやってたはずが、実はチーフを下ろされていたという話も。

【ビデオを見せる凌】

凌が国夫を連れて家に入ってきます。(その時のみっくんが上のイラストのように鞄をナナメ掛けにしてて可愛い)

「すまなかった」「申し訳ないことをした」を繰り返すばっかりの国夫。

冴が「どうして家族を捨てたの?」って国夫に尋ねますが「申し訳ない」としか言わない国夫。
准も「母さんに借金が振りかかって、家族が苦労するって考えなかったの?」って国夫に尋ねますけど、やはり「申し訳ない」しか言わない国夫。

国夫に帰れって言う姉に、凌がビデオを見せようとするんですが、それまであまり喋んなかった凌ですが、ラストまでみっくんのものすごい長台詞があります。

ビデオは実は国夫が家出した後のもので、子供達がどんな生活をしてたかを撮っていたという。
凌の学芸会のおでんの映像、准がバザーで値切らない映像、運動会の冴、マラソン大会の必死な冴とダラダラ歩く准、冴の卒業式の号泣、准の合格発表で号泣してる瑛子等沢山の映像が。

凌は父さんはずっと見ていてくれたって話をするけど、「キモいんだけど」「ただの盗撮」「私達がこの時、どういう気持ちでいたか」「自己満足だから」と拒否する姉達。

冴は陸上部に入りたかったけど、家の手伝いするために入れなかったとか、卒業式で号泣してたのは家を出て自分だけ働かないといけなかったので、悔しかったって話を。

准がバザーで値切らないのは家計を助けようとしてたとか、ダラダラ歩いてたのは受験勉強で疲れていたからって話を。

やはり「すまない」としか言わない国夫。

そこで凌は冴が家のために高校行かないで家を出て就職したのは、家のことやるのが煩わしくてこの家を出ていきたいからだとか、准もこの家を出ていきたくて大学まで通えない距離じゃないのに家を出て行ったとか、遂に本音を言います。

そんな3人を見て泣きだす瑛子。

やはり「申し訳ない」と言って帰ろうとする国夫に「帰るな」って言う凌。

国夫は「俺はお前たちのことを忘れてる。だからお前たちも俺のことを忘れてくれ」と言います。
さすがにその台詞には激怒する子供達。

しかし、覚えてないというのは、去年の暮れに交通整理のアルバイトで穴に落ちて健忘症になり、子供達の記憶がすっかり無くなっていたということでした。
病院に行った瑛子のことも最初は忘れていたけど、瑛子のことだけは思い出して、でも、子供達のことは忘れたままだったので、瑛子は国夫に子供達と会わせたいと思ったという話を。

凌は「思い出せよ、ちゃんと俺達のことを」って国夫に怒鳴ります。

【凌の回想:凌8歳】

芹沢先生と一緒に国夫に会いに行く凌の回想。

芹沢は国夫に凌が主役をやるから是非学芸会を観に来てくれって言いますが、凌は下を向いて「別に」って可愛い〜〜vv

国夫は学芸会には行かないって言って「悪いな、あんちゃん」って言うと、凌は「もう、あんちゃんじゃないから」って…。
驚く国夫。
「お腹の子は天使になって飛んでったんだって」って凌。
結局どっちだったんだ…。

先生は凌に父親とキャッチボールをやったらって凌と国夫にグローブとボールを渡します。

国夫は「なんかあいつ、嫌いだな」って芹沢のことを。

キャッチボールしながら会話をする2人。
ちゃんと舞台上でキャッチボールしてて、最後まで落とさないとはさすがvvv

劇の内容を聞いてみっくんが「ちくわぶ」って言うと、「俺はちくわぶ好きだけどな」「ちくわぶはちくわだよ」って言う国夫。

「主役をやらなかったら、パパに会えなかったし」って凌がこぼすと、「ふざけた野郎だな」と国夫。
学校のみんなに「ちくわぶって凌のことだよな。父ちゃんいないんだろ」って言われるから学校に行きたくないって言う凌。

国夫はパパのところに来れば転校も出来るって言うと、「行きたい、パパのところ」って言う凌。(そこで客号泣)

【映画を撮る凌】

回想が終わり、国夫に帰るなって言う凌。

凌は実は映画を撮ってたという話を家族にして、最後に一本だけ撮りたい、それを撮ったら映画は辞めにすると言います。

その映画とは、健忘症を患った男が家族を思い出すまでという、国夫のドキュメンタリー映画。

カメラを家族に向けて長台詞のみっくん。
最初に「父、国夫」と国夫にカメラを向けて、今まで国夫のやってきたことをまくしたてるみっくん。

「あなたの捨てた家族を紹介します」と、瑛子にカメラを向けて「母、瑛子」と母親の説明を長台詞で。
でも、「一番辛いのは母なのに」と母に対する優しさをみせる凌。

次に冴にカメラを向けて「長女、冴!」って冴の説明を。冴が運動会のお弁当を用意してくれたりしたことで恥をかかずにすんだって、冴に対する感謝を言う凌。

次に准にカメラを向けて「次女、准!」って准のことをガラが悪いって言う凌ですが、不登校だった凌が授業について行けたのは准のおかげだと、やっぱり准に対する感謝を言う凌。
でも、准の仕送りを実は自分が勝手に拝借してるということもバラした凌。

最後に自分にカメラを向けて、自分は未だにどうしようもなく母に甘えて暮らしてると自虐的に言います。
不登校になったのは母が父に連絡を取ってくれると思ったからで、初めて父としたキャッチボールが忘れられずにこの家を離れようとしたけど、それも出来ず父に会うことは無くなったと言い、「あなたにはこういう家族がいるんです」って国夫に詰め寄る凌。

【数時間前の回想:居酒屋】

その数時間前に戻って、国夫と天狗で待ち合わせをしている凌。

ちくわぶを食べる国夫を見て、「ホントに好きなんだね、ちくわぶ」って。

凌は国夫に「あんちゃん」って言うのをやめてほしいって言うんですけど、国夫はただ普通にどっかのあんちゃんって言う意味で「あんちゃん」って言ってただけだったけど分かるんだけど、それを今日説明すると言う凌。
(凌は実は国夫が健忘症だっていうのを知ってたんですね…)

国夫が「昔、あんちゃんって呼んでなかったか?お前のことを」って言うと、「思い出した?」って8ミリを国夫に向けます。
「撮られるの慣れてきたね」って言う凌。
(ってことはあれから何回も凌は国夫と飲みに行ってるんだ)

凌が「父さん出ていく前、母さん妊娠してたんだよ」って言うと、驚く国夫。
「瑛子の妊娠中に女と逃げたのか?酷い男だな。俺、そんなひどいことしたのか?」って、他人事のように言う国夫。
で、凌を「あんちゃん」って初めて呼んだ、幸せだった日のビデオを国夫に見せます。

国夫は「もう少し、『あんちゃん』って呼んでもいいか?」って尋ねて、凌が「分かったよ」って答えて舞台は終了。

【カテコ】

で、カテコですが、「え?ここで?」ってちょっとビックリしてしまいました。

コルガバは途中色々なことがあっても、最後は全部解決して終了って感じでしたが、これは、瑛子のお腹の子のことや、なぜ父親は妻や子供が苦労することが分かっているのに、家出したのかって理由や、その後、子供達のことは思い出したのか、とか、凌の映画はどうなったのか?とか、一番知りたい理由やその後のことが全くどうなったか分からないまま終わってしまうので…モヤモヤした感じは残ります。
が、敢えて田村さんはその辺は全て観客の想像にゆだねるっていうことにしてるんでしょうね…。
まあ、よく考えると、一番いい終わり方なのかもしれません。

そして、コルガバのように時間軸が交差した計算し尽くされた舞台の構成はやっぱりよく出来てるなあ〜と。
ちょっとコルガバと比較すると、更に地味な話なんですけど、主人公の凌はハジメちゃんよりもなんか救われてない気が…。
大好きだったお父さんに捨てられて、しかもお父さんは自分のことを忘れたままストーリーは終わっているので…。

で、感想が先になってしまいましたが、カテコの続き。みんなカテコでスタオベしてました。
センターはけ口(居間の応接セットがなくなると、居間のソファの裏がセンターはけ口となります)から最初みっくんが出てきて、出演者も並んで礼を。
並びは広澤さん、菅原さん、荻野目さん、みっくん、ベンガルさん、田畑さん…だったかな?良く覚えてない(^^;)
みっくんは常にペコペコしてました。

で、すぐひっこんで、またみっくんが出てきて、全員出てきて…を3回目まで繰り返し、終了アナウンスも流れるけど、それでも拍手が鳴りやまないので、4回目はみっくんだけがセンターはけ口から登場。
K
:「あの〜4回やるの、別に当たり前じゃないから」って。
K
:「ほんと、俺、やることは何も無い。帰りたい人は帰りたいわけだから。お疲れ様でした〜」って客にバイバイして、最後に一度センターはけ口から出るんですけど、居間のセットの扉が開いてるので、それをきちんと締めるみっくん。その締め方がドアからひょこっと顔を出して可愛かったv
ここでもう出ないよっていうのを現してたので、そこでみんな拍手をやめました。ホントにみっくんは客を誘導するのが上手。

以上、私の「あんちゃん」レポは終了です。

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